アホモラード(Ajo Morado)


入手の方法
平成30年10月23日
スペイン産紫ニンニク(輸入者:木野物産)をヤオコーで購入
 種苗店では入手できるニンニクの種はホワイト6片ばかり。そしてたまに中国・嘉定種
があるくらい。種のバラエティに興味がある自分としては非常に物足りない。そんな
時、スーパー『ヤオコー』で、スペイン産の紫色種と白色種が並べられてい売られてい
るのをみつけました。とりあえず、家庭菜園なので種苗法にも引っかからないはずなの
で、種として使ってみることにしました。

 紫ニンニクと言いながら、外皮はほぼ白。しかし剥いてみると中には紫色の皮に包ま
れた鱗片が現れてきました。食用でしかも輸入物なので、うっかり病気を持ち込んでも
いけません。そこで少々強めに次亜塩素酸で消毒し、さらに種子消毒薬『ホーマイ』を
鱗片に粉衣して植え付けました。


 



栽培
令和2年9月27日
黒マルチした畝に植え付け
 1作目は少々植え付け遅れ、2作目は十分肥大しなかった種球を使っ
ての栽培。3作目の今回がいよいよ正念場です。それでも種球の大きさ
はあまり大きくありません。

 原点に立ち返って、ヤオコーの売り場を確認すると、そもそも紫ニン
ニクの方が白ニンニクより明らかに小ぶりでした。結局、そういうもの
だと思って、よりよい個体を選んでいくことが大事なようです。

令和3年2月11日
順調に生育中
 今季の栽培はトンネルがけも12月20日から開始し、3月6日に撤去したところ、寒さによる傷みは少なく、順調に育ってきました。
 ただ、並べて栽培している野村系統及びアホブランコと比べると、明らかに細くて小さい。地上5cmあたりの茎の太さ(直径)で半分から6割程度でした。

令和3年4月10日
しっかりしてきました
 写真の4本並んでいるうちの左から3本目までがアホモラード、その右が野村氏系統。やはり少々細くて小さい感じがしますが、十分にしっかりと育っていると言えますね。しかも1作目及び2作目と違いさび病の発生は皆無。3月末にダコニール1000を散布した効果があったのかもしれません。

令和3年5月15日
収穫にはまだ早いか
 前作、前々作の経験から、アホモラードは少々晩生と判断しています。この日、野村系や紫々丸は収穫しましたが、アホモラードはあと2週間ほど待つことにしました。御覧のように、葉もまだ青々としています。

令和3年6月6日
いよいよ収穫
 地上部がまだ青かったので、6月に入るまで収穫を待ってみました。しかし鱗茎はさほど大きくなく、色づきも薄い。収穫物の揃いも良くないため、次作は系統維持程度の作付けに抑えるつもり。